RSS | ATOM | SEARCH
古典の臨書

 





 



【→ ペン字通信添削・練習用紙販売のご案内←】



 





 



ようやく涼しくなってきて、
ペン字の練習にはもってこいの季節になりましたね\(^-^)/

普段皆様はどんなお手本を見て書いておられますでしょうか。

最近、
“古典を臨書する”
という練習方法を知りました。

ここでいう、“古典”とは中国の書家が筆で書いた作品です。


古典の作品というのは、
今現在まで受け継がれ、存在しているという点では “お手本の元祖” と言えるのだと思います。

今数あるお手本の字もどこかに古典の要素が含まれているわけです。

古典を臨書する意義は多いにありそうですね。

まず、どんな古典作品があるのか知りたいと思い高校の書道の教科書を参考にしてみました。

これを見ているだけでも色々な書き方で書かれていて、面白いです。

その中で書いてみたいなと思ったものを選んでやってみました。

選んだのは 歐陽詢(おうようじゅん)の 九成宮醴泉銘(きゅうせいきゅうれいぜんめい)です。



楷書の典型と言われているものですね。

ここはゆっくり払っているなとか、ここで止まっているななど想像しながら書いてみます。

臨書してみると、始める前にはわからなかったことがわかったりしてそれが臨書の面白さの一つかなと思いました。

それから少しこの作品について調べてみました。

「 九成宮醴泉銘 」

九成宮(きゅうせいきゅう)という別荘にいった皇帝が、
杖をつついた所から水が涌き出た。

それも醴(=甘酒)のように甘い水であった(=醴泉れいせん)。

それを皇帝が天下を治めていることにちなんで讃え、欧陽詢に命じて書いたものを碑にした。

銘(= 金属や石に刻み記したもの。)

欧陽詢76歳の時に書かれた。

これを知った後で臨書してみると、

“皇帝に命じられて書いたということはとても名誉なことだったんだな”

“皇帝を讃える内容だったんだな”

“76歳の時に書かれたものということは集大成的な重さがあったのかな”

“涌き出た甘い水はどんなに美味しかったのだろう”

などなど色々と想像してまさに自分が欧陽詢になったつもりで書いていました。

そうするとまた何もわからずに臨書していた時よりぐっと作品に近づいた感じがしました。

また感じるものも増えたような気がしました。

上からなぞったり、


横に並べて書いてみたりしました。



筆とペンでは道具こそ違えど同じ文字を書くという行為であり、
そこから学びとれるものはあるのだなと気がつきます。


その時に感じたものは自分にも取り入れられるもので、また受け継いでいけるものなのだと思いました。


字のお手本の元祖に触れて、また一歩“書く”世界の深みを知ったような気がしました。


それでは次回もお楽しみに〜(^^)/(^^)/(^^)

〜ペン字の広場・黎楓〜
author:ペン字の広場, category:ペン字についてのコラム, 17:16
comments(0), -